3月15日(金)(その1)
温泉へ行くには

3月15日(金)(その1)
今朝は四時すぎくらいに目が覚めてしまいました。 眠い目をこすりながら窓の外を見てみると、 真っ赤に染まった東の空に、 あいかわらず黒い煙を噴き上げているアレナル火山が きれいなシルエットを描いて浮かんでいるのが目に入ってきました。 あまりに朝焼けがきれいだったので、 僕はしばらく部屋から出て、 外の椅子に座ってぼんやりと東の空を眺めていました。 でも、十五分くらいするとまた眠気が襲ってきたので、 もう一度ベッドに戻って眠りについてしまいました。
 八時くらいになって再び目が覚めたので、 朝飯を食べに食堂まで出かけていきました。 僕は掃除をしていたちょっと太めのおばさんに、
「朝食を食べたいんですけど」
と、片言のスペイン語でいうと、 おばさんは掃除を中断して奥の方へと入っていき、 パンとコーヒーを持って僕のところに戻ってきました。
僕はついでにこのおばさんにタバコン温泉行きのバスの時間を聞いてみたところ、 八時にバスは行ってしまったと言われてしまいました。 次のバスは13時までないそうで、それに乗ると今日はもうアレナルに戻って来れないそうです。 早起きしたつもりだったのに、思いっきり予定が狂ってしまい、 僕はおばさんが出してくれたパンとコーヒーを前に頭を抱えて悩んでいました
(つづく)


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