3月15日(金)(その3)
アレナルを後に

3月15日(金)(その3)
十二時半までの約四時間を、 僕はホテルの部屋でただひたすら何もせず時間がたつのを待ち続けました。 何もすることがない監獄で刑期が終わるのを じっと待っている囚人達もきっとこんな気持ちなんでしょうか?
 十二時半になるとすぐに、僕は重いバックパックを背中に背負い、 フロントへ行ってチェックアウトを済ませてしまいました。 僕はホテルのすぐ前にあったベンチに荷物を置いて腰を掛けると、 バスが来るまでの残り三十分をそこで待つことにしました。 今日は昨日とうって変わって天気がよく、 雲一つない青空 が上空に広がっていました。 じりじりと照りつける太陽の光を浴びていると、 久しぶりに日焼けがしたくなってきたので僕はTシャツを脱ぎ捨て、 サンオイルをぬってごろりとベンチ に横たわりました。 あいかわらずあたりに人の姿を見かけることはできないので、 サンホセほど恥ずかしいという意識は感じませんでしたね。
 フォルツーナ行きのバスは、アレナル湖の北側に沿って走る道路を東へと走り、 約一時間半ほどでフォルツーナの町に到着しました。 途中、タバコンリゾートだと思われるところを通り過ぎましたが、 それよりも間近に見えるアレナル火山の迫力 の方に心を奪われてしまったので、なんだか温泉はどうでもよくなってしまいました。




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