3月15日(金)(その4)
フォルツーナで宿探し

3月15日(金)(その4)
フォルツーナ行きのバスは、アレナル湖の北側に沿って走る道路を東へと走り、 約1時間半ほどでフォルツーナの町に到着 しました。 途中、タバコンリゾートだと思われるところを通り過ぎましたが、 そんなに人も多くなく大してにぎわってはいないようでした。 それよりも、間近に見えるアレナル火山の迫力の方心を奪われてしまったので、 温泉への執着心はだんだんと薄れていってしまいました。
フォルツーナはアレナルよりもずいぶん大きな町で、 観光客もかなり大勢来ているようでした。 フォルツーナの地に降り立った僕は、まずは今夜の宿を探すために、 ホテルと看板を出している建物を探しました。 うろうろあたりを歩いていると 「ROOM」と書かれた看板が見えたので、 とりあえずその建物に入ってみました。 建物の中は何かの店になっていて、 ちょっとホテルとは違うような雰囲気でした。
「やばい、間違えたかな。」
と思い、すぐにそこから出ようとしたのですが、奥の机に座っていた 若い店員さんと思わず目があってしまい、 なんとなく出るに出れなくなってしました。仕方がないので、
「外にROOMって書いてある看板を見たんですけど。」
と、英語で言ってみると、
「ここは旅行代理店です。いくらくらいの部屋をお探しですか?」
という英語の答えが返ってきました。 遠くから見ると一瞬高校生に見えたこの店員さんは、 見た感じ、僕と同じ、20代半ばくらいのお兄さんでした。 不精ヒゲを生やしたその顔は、 黙っていると長淵剛のようにちょっと渋めの ハードボイルドっぽさも感じられましたが、 いつもニコニコと人柄の良さそうな笑顔で微笑んでいるため、 ずいぶん愛想のいい長淵剛と言った感じでした。




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